認証取得への最短距離/利益の出せるサステイナブルなQMS
私たちは医療現場、医療機器メーカーでの実務経験、および第3者認証機関(Notified Body)での認証審査経験をもとに、 医療機器メーカーの皆様が世界市場に安全で高品質な医療機器を提供し続け、業務効率を上げサスティナブルな組織であるためのツールとしてのQMSの運用をサポートします。 ISO13485/14971/MDSAP/MDR/IVDR/UKCA や滅菌プロセスなど医療機器認証に関連するコンサルティングサービスおよびセミナーを提供致します。

会社概要

目的

世界の主要国・地域において医療機器が市場へ参入するには、各国や地域で要求される法規制要求事項を満たさなければならなりません。 これらの適合が確認されれば医療機器が認証されます。その規制要求事項はそれぞれの国・地域で内容は異なるのですが、大きな主とした要求事項の概要は

  • 医療機器自体の安全性と有効性 : Technical Documentation/STEDといわれる医療機器の設計開発・製造・試験検査・保管・取り扱い及び市販後の監視に関する詳細文書
  • 品質マネジメントシステム(QMS): 上記医療機器の設計開発・製造・試験検査・保管・取り扱い及び市販後監視システムが実施される組織のQMS

上記2点が主とした要求事項であり、これらが認証審査の焦点となります。 これは単純明快な事実ではありますがこの重要点は意外にも広く理解されていません。

また最も大切な点は、なぜこれらのことが要求されるのかを理解することです。 それは兎にも角にも医療機器が患者・医療従事者・使用者にとって安全で価値のあるものでなければならないからです。医療機器には必ずリスクが伴います。しかしながらそれでも使う必要があり、リスクを上回る価値が得られるから使用するわけです。この判断は臨床評価を通じて、リスクマネジメントに基づいた医療機器メーカーの判断となります。 最終的には医療機器メーカーが適合を確認し、自ら上記2つの点に基づいて世に示すことが該当規制要求事項を満たしていくことになります。

過去26年のNotified Bodiesでの経験では、認証を取得するためのテクニックに走ってしまい、上記の重要点と最も大切な点がないがしろにされるケースが少なからず見うけられましたが、これは医療機器を市場に継続的に出荷する医療機器メーカーにとっては単発な行動で終わってしまい大きなノウハウ蓄積のロスになり、避けるべき行動となります。

私たちは、医療現場、医療機器メーカーおよびNotified Bodyでの認証審査経験をもとに、日本の医療機器メーカーの皆様が世界市場で認証取得のための最良の取り組み方をサポートしていくことを目指して、新海医療器アカデミー合同会社を創立いたしました。

方針

  • お客様が迅速かつ効果的な認証取得作業が、自らの力でできるようサポートいたします。
  • お客様が迅速かつ効果的な認証を維持することで、経営利益を継続的に確保し、さらに市場への医療機器供給を通じて社会貢献のサポートをいたします。
  • お客様の継続的繁栄と社会貢献をサポートする本業務を通して、弊社社員全員が健康で幸福に社会に貢献していきます。

サービス

個別会社用セミナー・トレーニング

ISO13485規格解釈コース(基本編1日コース)

まずは要求事項がわからないとはじまらない!新人向けですがベテランももう一度どうぞ!!

ISO13485規格解釈コース(実務編2日コース)

自社のマニュアルと規格要求事項の関係をより深く理解して、御社のQMSと規格との関係性の理解を深めます。

ISO13485内部監査員養成コース(2日コース)

自社のマニュアルと手順書を使用して規格要求事項との関連をより深く理解し、リスクベースの実践的で効果的な審査を可能にします。

ISO14971 規格解釈コース(基本編1日コース)

これは全員に必須!できれば経営層にも参加していただきたい!

ISO14971 規格解釈・ワークショップコース(2日コース)

設計開発部門+製品実現プロセス部門の実務担当およびGVP担当者は必須!

MDR/UKCA要求事項解釈コース(基本編1日コース)

EUおよびUKへ、医療機器を出荷するにはどうしたらいいの?そんな疑問に答えます。

MDR Technical Documentation解釈コース(基本編1日コース)

技術文書ってなにを求められているのかを解説します。

IVDR要求事項解釈コース(基本編1日コース)

EUおよびUKへ、体外診断用医療機器を出荷するにはどうしたらいいの?そんな疑問に答えます。

MDSAP 要求事項解釈コース(基本編1日コース)

MDSAPの認証を取得したいけど、ISO13485と何が違うのか。どんな準備が必要なのかを解説します。

滅菌医療機器(基本編1日コース)

滅菌製品を出荷するには、作業環境、包装プロセス、滅菌バリデーション等多くの考慮事項があります。ISO13485との関係性、無菌性保証の考え方の概要をお話しします。

その他、組織のご希望に応じたカスタマイズコース 

基本は、お客様のサイトに伺って実施します。ご希望によりリモートでの実施も致します。
セミナー受講者には「受講証明書」を発行いたします。
認証機関で長年セミナー講師をしてきた実績をもとに、御社のためのセミナーを行います。

コンサルテーション

ISO13485認証取得までのパッケージ

ヒアリング、基本トレーニング、マニュアル作成支援、認証取得までの運用サポート、初回認証審査後のフォローアップ

ISO13485認証取得後の維持・メンテナンス

認証取得が最終目的ではなく、業務効率を上げサスティナブルな組織であるためのツールとしてのQMSの運用をサポートします。

QMSの再構築・効率化

複雑になり過ぎたシステムの効率化、スリム化を図り使いやすいQMSを目指します。

各種規格・要求事項に基づく認証前模擬審査

ISO13485/MDSAP/MDR/IVDR/無菌性保証のQMS要求事項に基づいて実施します。規格とのGAPを明確にします。

内部監査

貴社の内部監査を実施します。

サプライヤー審査

貴社のサプライヤーに審査を実施します

医療機器法規制、QMS/ISOに関するご相談

無菌性保証に関連するコンサルティング

無菌バリアシステム、滅菌全般

外部による監査の立ち合いと結果に対するフォローアップ

第三者審査機関等による審査の立ち合い、その後の是正対応の支援を行います。

MDR/IVDRの認証取得サポート

MDSAP認証取得までのパッケージ

MDSAP認証取得後の維持・メンテナンス

費用については、相談内容、人数、サイト数、プロセスの複雑さによって異なります。
詳細は、お問い合わせください。

通訳・翻訳 (英語のみ)

外部(海外審査員)による監査の通訳

海外認証機関や規制当局との打ち合わせへの同席および通訳

メンバー

新海 輝夫さんの画像

代表社員 執行社員

新海 輝夫

東京理科大学 工学部 工業化学科卒

アイテック株式会社でメディカル・エンジニアとしてイラク共和国サダムフセイン総合病院に2年半勤務。

動物実験代替法としてUSA InVitro International社で設計開発製造された生体適合性試験キットの技術コンサルタントとして同社に7年間勤務する。

欧州Notified BodyであるTUV SUDに勤務してTechnical File/QMS/滅菌の審査を13年間担当する、TUV SUD Japan非能動医療機器審査部部長も5年間兼務する。

2011年よりBSI (同じく欧州Notified Body)でQMS審査員として審査する傍ら、ISO13485 JRCA認定主任審査員資格取得コースをはじめ、医療機器トレーニング・セミナー講師も行う。BSI Japan 執行役員を務めたのち、2018年よりAsia Pacific Commercial Operations Directorを務めて2024年6月にBSIを退職する。

これまでの ISO13485、MDDの 審査実績は、1000件を超える。

宮本 静代さんの画像

執行社員

宮本 静代

臨床検査技師、二級甲類臨床病理技術士(細菌学)取得

東京医科歯科大学医学部附属病院および健診センター等で、臨床検査技師としての14年の勤務。主として、微生物および生理機能検査を担当。

日本医科大学医学部付属老人病研究所で4年間、分子生物学的手法を用いた癌研究のサポートを行う。

医療機器メーカーに11年勤務し、QC、研究活動、設計開発、治験、RA/QAを経験する。製造販売業取得およびISO13485に基づくQMSの立ち上げを行う。ハイリスク製品(MDD: Class III)を含む製品の認証取得の経験あり。

2017年3月からBSIで審査員、セミナー講師を行う。BSI認定リーダー審査員(ISO13485, ISO9001, MDD/MDR, IVDD/IVDR, UKCA, MDSAP、滅菌審査)として年100日を超える審査の実績がある。2024年6月にBSIを退職。

専門は、主に滅菌医療機器、非能動医療機器および体外診断用医薬品。